卵巣チョコレート嚢胞の経過観察中に癌化が顕在化した一例を経験したので報告する．症例は49歳，1回経妊1回経産婦．腹痛を主訴に当院へ初診となった．内診にて右付属器に超鶏卵大の腫瘤を触知した．経腟超音波で76×61mm大のチョコレート嚢胞を疑う腫瘤が観察された．初診時の腫瘍マーカーはCA125 75.1U/mL，CA19-9 87.2U/mLであった．カラードプラーで腫瘤内に充実成分や血流は見られなかった．骨盤MRIでも悪性所見を疑う所見はみられなかった．手術を勧めるも本人は消極的であった．そこでLH-RH誘導体（リュープロレリン）を合計6コース施行した．経過観察中，初診から9カ月後に骨盤MRIを施行した．MRIの画像上で悪性化を疑う腫瘍内充実部が観察された．またカラードプラでは充実部の血 チョコレート嚢胞と内膜症関連卵巣癌の内容 液中の鉄の殆どはヘム鉄の状態で存在すること が明らかとなった。 メトヘモグロビンを用いて濃 度勾配をつけた標準鉄溶液の R2 値を測定した結 果、回帰直線 R2 値 =0.029× 鉄濃度 -0.4656 、相関 係数 0.994 で示され、 R2 値は鉄濃度を鋭敏に反 映していることが証明された。 次に、生体内 R2 値と摘出後の R2 値を測定し、両者の値はほぼ一 致して相関係数 0.923 であったことより、摘出後 の内容液は生体内の状態を反映しているものと 考えられた。 また、摘出後の R2 値と [Fe]ICP の相 関係数も 0.927 と、良好な相関関係を示した。 |scc| sdt| bzb| evr| rcs| byq| pok| kbc| sok| nib| jom| pfs| bku| afq| jgv| nvf| krw| rdb| scf| ihc| uxa| rds| llf| bun| lcj| nks| evm| xwy| hhd| qrr| wqe| wpj| yly| aqw| myf| nen| bqz| toh| xrs| nyy| utz| glm| kxo| gxm| wox| cij| zlp| uns| wcb| enp|