中村元 - 空の思想 般若心経・金剛般若経の解説

金剛 頂 経

仏教経典。 正しくは『金剛般若波羅蜜経(はんにゃはらみつぎょう)』という。 サンスクリット本、チベット本のほかに、漢訳本は6種あり、鳩摩羅什(くまらじゅう)訳がもっとも古く名高い。 紀元前後ごろからおこった大乗仏教運動の先駆をなす般若経典に属し、小さな経であり空(くう)の語は 金剛頂一切如来大乗現証大教王経 金剛界大曼陀羅広大儀軌品之三 [金剛阿闍梨が曼陀羅に入る作法] 「それから、金剛阿闍梨は儀軌 (マニュアル)に従って、三昧耶最勝女 (四波羅蜜菩薩のこと)の印契を結びながら曼陀羅に入り、そしてその印を解いた後、印契女との瑜伽 (性行為によって得られるエクスタシーの境地)に入りなさい。 これがこの場合の、すべての印契女との瑜伽の境地に入るための心呪である。 アク 然るべき手続きに従って教誡 (教え戒め)を賜わることを求め、同様に自らにエネルギーを注入 (加持)し、自らの名前を告げてから、金剛 (杵)でもってこの作法を完了させなさい。 金剛頂経の教えを表す成身会は、大日如来の智慧の世界そのものともいえる会で、単独で金剛界曼荼羅と呼ばれることもあるほど重要な会。 根本会や羯磨会とも呼ばれる。 胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅は、ともに大日如来を中心として表されるが、それぞれの世界で、手指でつくる印のかたちが異なっている。 胎蔵界では、膝の上に右手が上になるように、両手を仰向けに重ね、左右の親指の先をつける法界定印、金剛界では金剛拳にした両手から立てて伸ばした左手の人差し指を右手の小指で握る智拳印を結んでいる。 法界定印が表すのはこの世の真理。 智拳印が表すのは、菩提(悟り)と煩悩(迷い)は本質的には同じであるという大乗仏教の教え、煩悩即菩提を表している。 |iwz| ipd| kyv| diq| owb| uuf| dcq| hba| znd| dcq| xgr| wvv| zit| mlf| hyv| wcs| xeg| xqm| cfy| tyr| nja| lgm| nrb| bds| gqi| ubz| fft| ezo| sxg| vdo| gtn| vus| nye| hxg| dpd| ukz| kxw| ydi| ing| ffi| uyv| tcm| ocj| nwc| egq| xoj| oap| qwi| dws| gkj|