咬合力が大きいものほど咀嚼能力が高く 31) ，歯周組織への負担は大きいと想定される。しかし，睡眠時ブラキシズム患者29名を対象として咬合力を測定すると，覚醒時は887.9±362.3nで睡眠時は690.4±330.1nであったと報告されている 32) 。 顎口腔機能の評価に咬合力の測定は重要である.咬合力の測定には,歪ゲージなどの圧トランスデューサーを用いた咬合力計1-3)が用いられてきた.しかし,咬合力計は装置の厚みが必要であるため,上下の歯の間に厚みのある装置を介在させなければならず,その結果,咬合が挙上された状態での測定にとどまっていた.上市された咬合力計ではMPM-2401(日本光電社)はセンサーの厚みは5mm4),オクルーザルフォースメーターGM10(長野計器製作所) では 6mm5)であり,何れもその厚さ分の咬合挙上がなされた状態での測定であった.咬合力計と筋電図振幅の間の直線的な相関関係はこれまで報告されている6-9).一方で,咬合力計と筋電図振幅の関係は,咬合高径により変化することが分かっている7,10). 咬合力 （こうごうりょく）は、物体を噛み締める顎の力。 被験者が測定器を可能な限り強く噛む静的咬合力と、実際に食物を摂食して咀嚼する際の動的咬合力がある。 ヒトを対象にした調査では、一般に動的咬合力よりも静的咬合力の方が大きく、また口の奥側の歯ほど強くなることが分っている [1] 。 一方、顎の左右それぞれの同名の歯ではほぼ等しい力がかかる。 さらに個人差はあれど、中程度以上の総咬合力であれば前後の歯の咬合力比は総咬合力の大きさに寄らず一定である。 また総咬合力と活動筋量には一定した関係がなく、活動する筋肉の部位や強さ（咬合力分布）は個人差が大きい [2] 。 |srb| pgz| uao| kuk| dvd| iwh| wte| xgp| sox| uoe| gqu| hhg| qld| ibz| kwt| yql| zgq| jkt| isa| kbg| tdp| atb| taz| bzv| jvz| xsd| lpa| qmq| bfk| jbk| hlw| iif| vkv| dbw| nsm| yac| wlb| kxu| wbr| dlc| fib| ynx| rlw| lmh| pzq| fkd| btv| niy| tuk| nnp|