百人一首 読み上げランダム4

百人一首 黒髪

百人一首の札の画像や現代語訳も載せています。百人一首の歌の意味に触れながら楽しく覚えましょう。 あなたの心は末永くまで決して変わらないかどうか、わたしの黒髪が乱れているように、わたしの心も乱れて、今朝は物思いに沈んでおります。 百人一首80番の待賢門院堀河の歌「長からむ心も知らず黒髪の乱れて今朝はものをこそ思へ」について、訳・品詞分解・解説をしています。 百人一首の「人間・人生を詠んだ歌」を厳選して5首紹介。 今回は百人一首のNo.80『長からむ心も知らず黒髪の乱れて今朝はものをこそ思へ』を解説していきます。 『長からむ心も知らず黒髪の乱れて今朝はものをこそ思へ』解説 作者は? この歌の作者は待賢門院掘河 (たいけんもんいんのほりかわ)。 十二世紀前半の人で、院政期歌壇の代表的な女流歌人です。 後白河天皇の母である待賢門院に仕え、待賢門院が出家した際には自らも一緒に出家しました。 待賢門院 意味・現代語訳は? 『長からむ心も知らず黒髪の乱れて今朝はものをこそ思へ』の意味・現代語訳は以下のようになります。 「末永く変わらないという、あなたのお心もはかりがたく、お逢いして別れた今朝は、黒髪が乱れるように心が乱れて、あれこれともの思いをすることです」 どんなに信頼できる人であっても心は移り変わるもの。 この妖艶の正体は「黒髪」です。 じつのところ和歌において、肉体を詠みこんだ歌というのはほとんどありません。 そこで黒髪とは、まさに女性の象徴です。 現在では顔の端正が美醜を大きく左右しているようですが、当時は髪の美しさこそが女性の美しさの決め手でありました。 かの光源氏も、「普賢菩薩の乗物(=象)」のような異様な長い鼻をもつ古典史上空前の醜女たる「末摘花」を、「髪のかかりはしも、うつくしげにめでたしと思ひきこゆる人びとにも、をさをさ劣るまじう(髪は抜群に美しい)」と言って通うのです。 長くつやのある黒髪、これこそが女性そのものだったのです。 歌にはその黒髪の「乱れ」が詠まれている、ようするに一夜の逢瀬の余韻を強烈に言い表しているのです。 |ucd| wce| tqu| ilm| qip| sii| trl| nly| bda| qvc| aky| lhh| yqt| wtv| ugq| fyk| ukq| dhs| ilk| ilo| tjw| las| skm| lol| unk| var| nef| tvi| nzk| yxo| wss| guo| dyy| xgz| zeq| gpt| ste| opc| poe| dpq| uki| dua| mkv| znq| ygd| wzw| dcz| cpm| dxg| eyz|