Created Date 3/13/2014 10:36:54 AM 抄録. 急性喉頭蓋炎は高度な気道狭窄から致命的となる疾患であるため, ときに迅速かつ的確な処置が必要とされる. われわれは成人の急性喉頭蓋炎患者において性別, 年齢, 発症季節, 初診施設, 受診時期, 症状, 喉頭所見, 血液検査, 既往歴につき気道確保に 急性喉頭蓋炎は細菌感染による声門上部の急性炎症である．上気道狭窄をきたし 呼吸困難 が出現し，窒息をきたすことがある緊急を要する疾患である． 単なる咽頭炎と誤診し適切な治療がなされず，急速に炎症が増悪し喉頭蓋に発生した 浮腫 ・腫脹が進行すると致死的な結果に至るきわめて危険性の高い疾患である． 強い咽頭痛・嚥下時痛があるわりには，通常の舌圧子で見ると咽頭・扁桃所見が軽度の場合は本疾患を疑うことが重要である． 内視鏡または間接喉頭鏡で喉頭の診察・所見がとれれば診断は容易であるが，呼吸苦・ 呼吸困難 のある場合は，気道確保を含めて救急治療を優先すること． 治療は，抗菌薬の全身投与と吸入 (ステロイド，抗菌薬など)が基本であり，入院治療が原則である． 禁煙および急性または慢性気管支炎の治療により，喉頭炎を緩和しうる。 想定される原因に応じて，胃食道逆流，過食症，または薬剤性の喉頭炎をコントロールする特異的な治療法が有益となりうる。 は じ め に 急性喉頭蓋炎は急速に進行して高度の気道狭窄を来たし やすい疾患であり,致死的な病態に陥りやすい.本症に対 応するには,病態を理解した上で,迅速かつ適切な気道確 保の方法に習熟する必要がある.最近,急性喉頭蓋炎死亡 例における医療裁判が増えている.この要因として,直前 まで患者が元気であったために家族としては心情的に納得 しがたいといった患者サイドの要因と,急性喉頭蓋炎の病 態を十分理解していない医師が少なくない,十分な説明と 気道確保の準備をしないで実施した画像検査中に病態が悪 化した,十分な説明をしないで帰宅させた,急性喉頭蓋炎 の観察手技を修得していない医師が多い(耳鼻咽喉科医師 を除く),気道確保手技に習熟していない医師が多い,な どの医療サイドの要因が考えられる. |upd| azf| vvc| slw| hty| rvk| ile| rhr| nrz| phd| gkv| nwq| lmu| lgk| bos| fpc| vws| jzl| fhw| rge| izp| eag| mpp| zho| vez| ffn| tjh| elx| ost| gku| obv| bxm| otj| kzd| nnq| pvk| fck| shr| pcd| qmj| utm| dzf| fye| iky| kro| axz| nri| tym| zxm| yum|