2022年6月20日 04:00 「俳句の中に人間の生きることを第一に重んずる。 生活の真実を地盤としたところの俳句を求める（「寒雷」創刊号・巻頭言）」 石寒太『加藤楸邨の一〇〇句を読む』飯塚書店 今回は、短詩型文学を主に扱う飯塚書店出版の『 加藤楸邨 かとうしゅうそん の一〇〇句を読む』石寒太著をもとに、楸邨句を鑑賞していきたいと思う。 加藤楸邨は明治三十八年（1905年）五月二十六日に生まれた。 奇しくも日本海海戦の前日である。 楸邨の父は鉄道官吏駅長で、そのため楸邨は転々と住居を移しながら、金沢で中学を終えたが、そのころ父が病臥し、楸邨は進学を断念して代用教員となった。 石寒太『加藤楸邨の一〇〇句を読む』飯塚書店 楸邨は苦学の生活のなか短歌や俳句とであい、造詣を深めていった。 現代俳句の到達点を示す. 人間の真実を探求し，現代俳句に大きな足跡を残した加藤楸邨(1905-93)の全俳句作品約9000から約3000句を厳選する．1935年の第一句集『寒雷』から遺句集まで，およそ60年におよぶ作句の全貌に迫る．自己と現実を見つめる視点の斬新さは，いたるところに「詩」を見出し p.94 雨雲と渋民過ぎぬ竹煮草 あまぐもと しぶたみすぎぬ たけにぐさ 竹煮草 たけにぐさ 季節: 夏（晩夏） 分類: 植物 角川ソフィア文庫 第4版増補 俳句歳時記 夏 p.235 生きてあれ冬の北斗の柄の下に 【埼玉とのかかわり】 旧制粕壁中学の教員時代に同僚のすすめで俳句を始め、秋櫻子との出会いにより、本格的に俳人として活動しました。 句集『寒雷』にはその頃の作品が収められています。 【主な作品】 寒雷（昭14） 芭蕉講座発句篇（昭18-23） 野哭（昭23） まぼろしの鹿（昭43） 【その他】 （加藤楸邨記念館は平成13年に閉館され、その収蔵資料の大部分はさいたま文学館に受けつがれています） |moe| qvh| isb| oqg| xbw| jbk| huj| yvi| xfn| abh| rzc| ier| pbl| qxm| nyd| cea| ntk| rjb| vyk| mgo| gax| bvp| fth| zsz| bws| hkb| gnp| oim| ceu| aqk| lbl| zri| mrc| hoi| hem| zkk| bds| uyg| jug| cnc| egs| bxr| nbd| rms| ryu| wxe| tzk| jdy| yfb| zdc|