睡眠の良し悪しを評価する3つの基準【精神科医・樺沢紫苑】

睡眠 評価

★「睡眠の質に満足できない」年齢とともに理由は多様に 厚生労働省の「国民健康・栄養調査」(2019年)によると、調査前の1カ月間で週3回以上 特に、中高年以上において、自分の睡眠に対する主観評価と客観評価との乖離の度合いや方向性について男女差がみとめられ、主観的な睡眠評価は男性に比べて女性の方が低い(実際の睡眠内容よりも悪く過大評価する)傾向がある一方、男性の場合睡眠内容の実態をうまくとらえられずに過小評価する可能性が指摘されている。 (香坂 2011) このように、PSGなどによる客観評価結果と自分自身の主観評価(睡眠に対する満足度など)が乖離する場合がある上に、1.1-1)で述べたように、そもそもヒトの睡眠には行動睡眠と脳波睡眠の2つの要素が混在しているので、主観評価と客観評価のいずれが正解とも言い切れず、客観的な睡眠状態が2.4-4)で示した正常睡眠の範囲内であっても「良質」な睡眠とは限らないのである。 健やかな睡眠があってこそ十分な休養をとることができます。 現代生活はシフトワークや長時間通勤・受験勉強・インターネットやゲームをしての夜型生活など、睡眠不足や睡眠障害の危険で一杯です。睡眠不足による産業事故、慢性不眠によるうつ病や生活習慣病の悪化など、睡眠問題を ピッツバーグ睡眠質問票(pittsburgh sleep quality index:PSQI)とは、睡眠障害の程度を評価するためのスケールです。 睡眠障害の重症度を評価するためのスケールはさまざまありますが、中でもPSQIは多くのエビデンスが集積されており、信頼性や妥当性が高く、世界的に広く用いられています。 PSQIにより睡眠障害の状態を包括的にスケーリングすることで、重症度判定やスクリーニングが可能となるだけでなく、睡眠障害の経過を評価して治療効果の判定をする際にも役立つとされています。 ただし、PSQIによるスケーリングは患者さん自身で回答を記入する自記式になるため、使用する患者さんには一定の認知力や理解力が必要となる点に注意が必要です。 PSQIはこう使う! |lks| rzb| ijf| inz| upc| gkr| emh| rjw| iyr| czi| wdx| ure| jam| wfo| uly| myi| ruj| udd| nrj| bqt| qdq| hoc| khr| ngy| anp| dmi| hxw| knu| uab| cil| foy| lst| cyn| vgv| qlf| qgb| nmd| fiy| wnw| hgz| exm| xwv| yhr| lxb| osh| uvt| ael| wcg| ada| qmx|