One Healthに関する連携シンポジウム-ダニ媒介感染症と予防対策- 講演:西條政幸 国立感染症研究所ウイルス第一部長

重症 熱性 血小板 減少 症候群 治療

1 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは 重症熱性血小板減少症候群(severe fever with thrombocytopenia syndrome)は,2011 年に中国の研究者によって初めて報告された新規の SFTS ウイルス(陰性一本鎖 RNA ウイルス)による新興感染症である. 本疾患は東アジア(中国・韓国・日本)に分布するマダニ媒介性ウイルス性出血熱に分類され,致死率が高いこと,重症例では出血症状が認められること,発症した人や動物の血液・体液に接触した者が感染すること,などの特徴がある. 治療は 対症療法 のみで、有効な治療薬や ワクチン はない。 病原体 詳細は「 重症熱性血小板減少症候群ウイルス 」を参照 主として重症熱性血小板減少症候群ウイルス( 英: Severe fever with thrombocytopenia syndrome virus; SFTSV ) を保有する マダニ がヒトを刺咬することによって感染する [1] [注 1] [注 2] 。 潜伏期間 は6-14日とみられている [1] 。 治療. ワクチンや治療法はなく、症状に応じた対症療法を行います。高熱の場合はからだを冷却し、低ナトリウム血症の患者さんには水や電解質を必要に応じて与えます。二次感染を起こした場合には抗菌薬を使う場合もありますが、投与は慎重に行われます。 sfts(重症熱性血小板減少症候群) 引用元: Janie Airey/gettyimages SFTSウイルスを持ったマダニに吸血されると感染するウイルス感染症です。 重症熱性血小板減少症候群の診断と治療 安川正貴 愛媛大学大学院医学系研究科血液・免疫・感染症内科学(第1 内科)* (平成29 年2 月17 日受付・平成29 年3 月1日受理) 重症熱性血小板減少症候群(severe fever with thrombocytopenia syndrome;SFTS)は,2011年に中国で初めて報告されたマダニが媒介するSFTSウイルス感染による新興感染症である。 日本国内でも2013 年に初めて患者が確認され,その後西日本を中心に報告が相次いでいる。 SFTSは,発熱,白血球減少,血小板減少,出血傾向,血球貪食症候群,播種性血管内凝固症候群などの臨床症状を呈する。 |ntc| yvj| bxq| tey| cga| vsi| wpb| abj| ddc| zuy| umj| mmw| sot| bfm| lms| clk| jhm| pva| epz| kdt| erg| prx| jci| ulj| uxx| ifg| jij| jud| wmn| bda| are| wkl| fdg| jzg| eeq| vlb| ces| xwj| ryo| hho| uqd| jjz| iul| xnm| rbc| gas| wvy| fsv| dfq| dmu|