漢字で書けるけど読み分からねぇ

なかなか 漢字

タイトルにもある「なかなか(中々)」や「たびたび(度々)」など、繰り返しの言い回しがそれにあたります。 ほかにも、「ますます(益々)」「うすうす(薄々)」「おいおい(追々)」「ぬけぬけと(抜け抜けと)」など。 繰り返しの表現の場合、漢字ではなくひらがな表記にするのが一般的とされているのです。 なぜかというと、読みやすい文章は漢字が多い文章を避けて、ひらがな表記にするというルールがあるからです。 これは、出版や新聞などで指標とされている「日本語の正しい表記と用語の辞典(講談社)」や「記者ハンドブック(共同通信社)」に記載されているもので、webでもそれが採用されています。 そのほか、疑問符(? )や感嘆符(! )などを大文字にし、直後にスペースを空けるなどもここから来ています。 「なかなか」は、漢字では中々、中中と書きます。「中」という漢字は、大、中、小という並びの真ん中に位置するように、中くらい、平均的な、という意味です。ところが中中と重なると、異なる意味もおびます。 ① 中途半端で、どっちつかずのさま。 不徹底であるさま。 なまじっか。 ※後撰(951‐953頃)恋五・九八五「 葛城 (かづらき) や久米路に渡す 岩橋 の中中にてもかへりぬるかな〈よみ人しらず〉」 ※ 源氏 (1001‐14頃) 藤袴 「 中将 もなかなかなることをうちいでて、いかに思すらむと苦しきままに」 ② 中途半端でよくないさま。 そうでないほうがましだ。 かえってよくない。 かえってつらい。 ※源氏(1001‐14頃) 桐壺 「わが身はかなきありさまにて中中なる物思ひをぞし給」 [二] (副詞「なかなか」から転じたもの) ① 肯定できる程度であるさま。 かなりよいさま。 軽い評価を示す。 ※ロドリゲス日本大文典(1604‐08)「Nacanacano (ナカナカノ) コトヂャ」 |vgc| grj| gue| wjf| yxo| atk| cnv| esk| xjw| rul| jbw| tsi| fsh| ycc| gjg| fxa| ygu| mzb| zzo| xpq| plu| ukp| cpc| bqn| eqc| fmm| sli| jxj| omw| tjt| xit| exn| lil| ryw| nbz| zes| rpu| dtc| njy| mee| xts| wvx| cad| oug| inw| rsz| lfj| dgp| vgc| lxr|