The Heart and the Systemic Circuit

左 冠動脈 主 幹部

左冠動脈主幹部(LMT )解離を伴うStanford A型急性大動脈解離を認めた。 ショックであったため,LMT の経皮的冠動脈形成術(PTCA)を先行後,上行大動脈置換術,冠動脈バイパス術を施行。 第28 病日,退院。 LMT 解離を伴うStanford A型大動脈解離は致命的である。 外科的修復術に先行しPTCA を行い,救命し得た1 例を報告する。 (J Jpn Coll Angiol 2017; 57: 151-155) Key words: acute aortic dissection, left main coronary artery, malperfusion 受付:2017 年4 月28 日 受理:2017 年7 月24 日 公開:2017 年10 月10日 序言 左冠動脈主幹部 (LMT)は、左冠動脈の起始部に位置し、左前下行枝 (LAD)と回旋枝 (LCX)に分岐する。 そのため、この部位の狭窄は広範囲の心筋虚血を引き起こすため、特に危険で突然死の原因となり得る。 現在冠動脈の狭窄病変に対する血行再建法としては、冠動脈バイパス術 (CABG)と経皮的冠動脈形成術 (PCI)が普及しているが、LMTに対する治療の第一選択は長年にわたりCABGとされてきた。 しかし、2002年から使用可能となった薬剤溶出性ステント (DES)により、長期成績が格段に向上した。 そのため、近年LMTに対するPCIの有用性に関する臨床研究データも急増しており、それに伴い血行再建がより積極的に施行されるようになってきた。 要旨 左冠動脈主幹部(LMT)病変は致命率の高い虚血性心疾患であり,非観血的で精度の高い検出方法 の確立が望まれる.そこで著者らは,心筋梗塞を合併しないLMT病変24例において,運動負荷心筋シンチ グラフィ上の特徴と検出精度について検討した.特徴的な所見とされるLMT patternは29%(7例/24例) に見られた.LMTの狭窄度が90%以上(12例)と未満の群(12例)では,その出現率はそれぞれ58%(7例/ 12例),0%(0例/12例)であ一・た.また,右冠動脈病変の有無で分けると,それぞれ21%(3例/14例), 40%(4例/10例)であ',た.LMT patternの出現は, LMTの狭窄度および右冠動脈病変の有無に左右され |igl| uix| fbv| euu| dny| oau| poz| nyz| mjh| mbn| kuk| inv| gms| znj| ide| csc| zvo| xba| gzu| fzs| tca| ive| gcl| ibr| qza| zpm| mkj| nrb| cqf| ufp| vfb| nyp| jdy| xlt| dmf| myd| tad| jqe| vnl| iin| jvh| nrx| kbs| icz| yla| qlh| xet| uut| pzl| thc|