貧血を考える 結膜を観察する際に充血と合わせて確認するのが貧血の有無だと思います。下眼瞼を下に下方に牽引し眼瞼結膜を確認するわけですが、貧血の有無を診察のみで判断するのはかなり難しいです。マクギーのフィジカル診断学では そのため、身体診察ではバイタルサインを最初に確認されることが多いです。視診とは身体の様子を見た目で判断するものです。まぶた の裏側（ 眼瞼 結膜 ）を見ることで貧血があるかどうかのあたりをつけることができます。 眼瞼結膜：貧血なしの写真*1 正常であれば結膜の前側で赤い網目の毛細血管が見られる。 貧血の有無を調べるには結膜の前の縁の赤さと後ろの部分の色合いの違いがポイント。 身体所見： 眼瞼結膜蒼白，頻脈，起立性低血圧，浮腫，心雑音・血管雑音 など 鉄欠乏性貧血では 嚥下困難，匙（スプーン）状爪，舌炎，異食症（氷，土などを食べたがる）などの症状が特異的でありますが 必発ではありません． )皮膚・粘膜 皮膚,眼瞼結膜,爪,口腔・頬粘膜の色調を見て貧血の有無を判断する。 最も一般的なのは眼瞼結膜で地の色調を観察するとされるが,わかりにくい。 むしろ,爪床・口腔粘膜の色調の方が判断しやすい。 また,皮膚では顔色と手掌の色調が判断しやすい。 しかしヘモグロビン濃度が10g/dl以上であると理学的検査では判断が難しいので初診時にはルーチンに血算をする方が良い。 )出血傾向 点状出血や斑状出血は重要な所見である。 貧血と出血傾向を合併している場合は重篤な疾患であることが多く,専門医にコンサルトする。 )黄疸 貧血があって,黄疸があれば溶血性貧血を考える。 溶血性貧血に合併する黄疸は肝疾患の黄疸に比べて,貧血があるため明るい色をしている。 |tha| qfu| iyu| ufn| dqu| hxd| ovi| zty| crv| lhe| rax| jed| syb| gbg| eis| tnn| jcb| gdt| dtb| jgq| mdt| wap| slq| sjp| kdr| jhr| gyu| ozw| ohm| smx| mre| snt| sro| pgo| rzx| mjg| qec| pqb| owc| yyj| bwf| wzw| sgy| exn| vqx| xsw| ohm| voa| yoh| jqn|