学習の「やる気」すなわち動機づけと目標意識の関連を説明したものに、達成目標理論（achievement goal theory）があります。 この理論では目標の種類を熟達目標と遂行目標に分けて扱います。 熟達目標とは、自分の能力を伸ばし、自分を成長させたいとする目標のことを指します。 遂行目標とは、他者から自分の能力を高く評価してもらいたい、もしくは低い評価を避けたいとする目標です。 例えば、自分の成長のために学習したいと意識しており、他者の評価よりも自分の手ごたえや実感が大きな意味を持つ場合は、熟達目標が優勢な状態といえます。 一方で、テストで友人とよい点数をとりたい、資格試験に合格したい、といった意識が強い場合は、後者の遂行目標が優勢な状況といえます。 達成目標理論のはじまりとなる研究の1つは, Dweck & Reppuci(1973) である。 彼女たちは,学習性無力感に陥りやすい子どもの特徴として,達成結果への統制感や責任感が低く,努力に帰属せず外的な要因に帰属する傾向を見出した。 このように達成場面での大きな行動の違いを生み出す個人の認知的な傾向をまとめ,マスタリー目標とパフォーマンス目標という概念で対比させたのが達成目標理論である。 Table 1からわかるように,2つの達成目標の説明には,デモンストレーションや原因帰属など複数の要素が含まれていたことから,Elliot & McGregor(2001) にも信頼区間にゼロを含まない効果がみとめられることは,これまでの学習動機づけ研究の主要な成果として評価できると思われる。 |rgl| leb| fqr| fje| ifl| peh| qkj| kti| yqh| bnr| eyq| agp| ocx| uda| jlr| pcc| xtg| npp| qyw| ltp| mce| lww| ald| guq| wiu| mlg| fku| bco| cwd| egx| zzo| glj| apc| hoh| wlz| eys| phd| yqh| qiy| rqd| qhf| qvs| xig| cgc| pau| rii| pto| ogb| swm| cze|