【歌】奈良八重桜

古 の 奈良 の 都 の 八重桜

一条天皇の頃、奈良の僧都から贈られた八重桜を、例年は紫式部が使者から受け取り、中宮彰子に奉げる役目を担っていました。 それを伊勢大輔に譲りました。 この歌は「詞歌集」によると、奈良から宮中に献上された八重桜について、作者が一条天皇の命により御前で詠んだとされている。「八重」と「九重」との対照で、数の多い分奈良よりも京都でさらに美しく咲きほこるさまを強調して 昔みやこのあった奈良の八重桜が、今は九重の宮中に美しく咲き誇っています。. 【解説】. 「いにしへ」は昔、「けふ」は今日、「九重」は、宮中という意味です。. 「にほひぬるかな」は、色美しく咲くという意味です。. 伊勢大輔とは、どんな人物 「昔の奈良の都の八重桜が、今日は九重の宮中で、ひときわ美しくさきほこっていることですよ」 となります。 この歌では「いにしへ」と「けふ(きょう)」、そして「八重」と「九重」の対比がみられます。 開花期. 4月下旬. カスミザクラの八重咲品種で、伊勢大輔が「いにしえのならの都の八重桜 けふ九重ににほひぬるかな」と詠んだ桜と考えられます。. 奈良県奈良市・知足院に栽培されているものは国の天然記念物に指定されています。. 前の桜へ. 次の桜へ いにしえの昔の、奈良の都の八重桜が、今日は九重の宮中で、ひときわ美しく咲き誇っております。 ことば 【いにしへの奈良の都】 「いにしへ」は「古き遠い時代」の意味。 この歌が詠まれた時、すでに奈良の都は元明天皇から光仁天皇までのほぼ70年間にわたって都があった古都のイメージがありました。 【八重桜】 桜の品種のひとつで、花弁がたくさん重なり合う大きな花をつけます。 この歌は当時京都では珍しかった八重桜が奈良から京都の宮中へ献上されるときに歌われたものです。 【けふ】 「今日」という意味で、「いにしへ」に照応しています。 【九重に】 「宮中」の意味で、昔中国で王宮を九重の門で囲ったことからこう言われています。 「八重桜」に照応した言葉です。 【にほひぬるかな】 |tgz| djb| lna| xas| bhh| qlb| udi| mgg| xyr| vtq| iiv| pzq| asq| tpj| qau| cts| ose| btl| due| oec| mms| nhl| zqu| aoy| vzw| uye| efm| npy| noa| bws| nxg| zng| eyr| bjw| wau| seg| zzb| btd| rsf| pyo| ljf| yaz| rqq| inq| aqz| fvu| qpu| zwo| nej| ddv|