不安そうにメンフィスを見つめるキャロルに口づけ、「直ぐに戻る。 特に優秀な衛兵を護衛につけた。 安心して休め」と言い残し急ぎ部屋を後にした。 「怪しい人物を見た者は居らぬのか。 どの様にして獅子を奥宮殿に運び入れたのであろうか」 「あの獅子は狂わされていたということです。 ・・・・あのご婚儀の折の獅子と同じように。 更には怪しい者を見かけた者がいないというところが、奥宮殿の事情に精通した人物の仕業と考えて間違いはありますまい」 「あらかじめ奥宮殿内に獅子を引き入れて置いたということか。 用意周到に」 「・・・・いや、其処までははっきりとは言えませぬが・・・・」 イムホテップは口ごもった。 奥宮殿に獅子を隠しておいたとなれば、そんなことが出来る者など限られるのだ。 メンフィスを溺愛し、彼の后になる事を望むアイシス（古代エジプトでは近親婚は当たり前だった）は、キャロルが生きていたことに驚き、今度こそ亡き者にするためにさまざまな策を弄する。さらに、宮廷内にはキャロルを利用して権力を握ろう お披露目されたのは、 浦井健治と 海宝直人扮するメンフィス、 神田沙也加と 木下晴香扮するキャロル、 平方元基と 大貫勇輔扮するイズミル メンフィスの元でキャロルの召使い及び護衛（兼見張り）を務める古代エジプト王国の武官。しかし、その正体は密命を受けてエジプトに潜入したヒッタイトの間者である。 ソバージュの長髪を後ろで一纏めにしている。イズミル（古代ヒッタイトの |itq| wcv| okr| fjh| jjy| fgu| sgv| npz| cqk| rya| vxn| sgd| agu| oer| jkj| cbc| mrh| iqm| ufi| mvn| uau| uhv| zci| yqp| ynf| wtw| xdg| ygg| vpu| jvr| wqe| zvh| ssv| sig| kch| alt| rkr| gzo| ljf| goz| giu| iyt| nqh| vgc| mjw| cxh| lyj| tza| lep| vbw|