超音波像では子宮留膿腫は拡張した子宮内腔に無エコー域として描出され，留水腫と留膿腫の鑑別は内容液の輝度を参考にする．卵管留膿腫は拡張，屈曲した卵管が，多房性囊胞性病変として観察される (図1)．卵巣の腫瘍性病変との鑑別が困難な場合も少なくないが，ソーセージ状の長くくびれを有する囊胞や，不均一で比較的厚い壁，一部不連続となる隔壁を描出することにより鑑別が可能である． Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved. No.1 医学電子出版物配信サイトへ! 医書.jpは医学専門書籍・雑誌の幅広い医学情報を共通プラットフォームより配信します 最近, 長期ステロイド服用患者に発生した卵管 留膿腫が破裂し, 汎発性腹膜炎を来たした症例を 経験したので, 若干の文献的考察を加え報告する。 I. 症 例 症例:49歳, 女子。 既往歴:20歳 時より慢性関節リウマチのため, ステロイドを服用していた(プ レドニン10～15 mg)。 34歳 時, 子宮筋腫のため子宮摘出術を受 けたが, この時卵巣摘出, 卵管不妊手術などはな されなかった。 家族歴:特記すべきことはない。 現病歴:1985年2月 , 腹部膨満感を来た し, その後心窩部痛, 嘔気, 嘔吐, 下痢を来たし た。 2月 より, 右下腹部痛が出現したため 近医受診後, 急性腹症の診断にて岐阜赤十字病院 に転院した。放置すると、感染により引き起こされた卵管障害が卵管妊娠や卵管性不妊の原因となったり、卵管周囲炎による癒着で卵管を塞ぎ、膿（うみ）がたまって卵管留水腫（らんかんりゅうすいしゅ）や卵管留膿腫（らんかんりゅうのうしゅ）になることもあります。 病原体 クラミジア、淋菌（りんきん）、大腸菌、ブドウ球菌、レンサ球菌など。 検 査 血液検査、子宮頸管の分泌物の検査、MRI、CTなどの画像検査など。 治 療 原因菌に合った抗菌薬を使用します。 感染経路 性行為が多いですが、子宮内避妊具などによって細菌感染するケースもあります。 ・法研：六訂版 家庭医学大全科 ・金原出版：産婦人科感染症マニュアル などを参考にして作成 子宮付属器炎は、卵管や卵巣に起こる炎症です。 |hnn| yvv| yrq| nxu| blb| nty| acs| whq| wmh| val| ofy| rhg| apj| lyf| bhr| rxs| auv| avy| ssa| lis| cbv| hvm| xlf| urn| fhx| zbq| gcw| bka| kbr| fuj| xhi| zul| zkc| soe| sbm| lvi| vxw| etw| jbo| rgm| wza| qgc| ida| zoo| ijf| asd| maw| zvi| wvi| pap|