百人一首歌紹介#14 河原左大臣:陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑにみだれそめにし われならなくに (Hyakunin Isshu #14 Kawarano Sadaijin: Michinokuno

われ なら なく に

陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし われならなくに 陸奥のしのぶもじずりに染められた乱れ模様のように、私の心も乱れ初めているが、いったい誰のためにこのように思い乱れているのでしょうか。きっと私ひとりのせいではなく、あなたのせいに違いありません。 「しのぶもぢずり」とは「信夫捩摺り」と書き、陸奥国 信夫郡(現在の福島県福島市周辺)の特産品、シノブ草の茎や葉の色素を布に擦りつけてつくったねじれ模様のこと。 この信夫捩摺りのねじれ模様についての言及は、第四句の 「乱れ」につなぐための序詞 である。 第三句以降で、自分の心が乱れた原因である女をなじっている。 序詞・掛詞を使いこなし、高ぶる感情を巧みに表現した歌として当時評判となっていたようで、 ☞『伊勢物語』の第一段 に登場する「春日野の 若紫の すり衣 しのぶの乱れ 限り知られず」は明らかにこの歌を下敷きにして詠まれたものである。 作者 河原左大臣 かはらのさだいじん (822-895) 源 融 みなもとのとおる 。 六条河原院(本人の邸宅)を造営したため、河原左大臣と呼ばれた。 【みちのくのしのぶもぢずり誰ゆゑに乱れそめにしわれならなくに】小倉百人一首から、河原左大臣の和歌に現代語訳と品詞分解をつけて、古文単語の意味や、助詞および助動詞の文法知識について解説しました。また、くずし字・変体仮名 和歌で使われる「われならなくに」という語は「私のせいではないのに」と訳されていますが、われ=私、ということ以外には、なぜこういう訳になるのかわかりません。 通報する この質問への回答は締め切られました。 質問の本文を隠す A 回答 (2件) ベストアンサー優先 最新から表示 回答順に表示 No.2 ベストアンサー 回答者: kimosabe 回答日時: 2006/08/29 21:07 正解を出します。 われ(名詞) なら(断定の助動詞「なり」の未然形) な(打消の助動詞「ず」の、主に奈良時代に使われた古い未然形) く(接尾語、一説に準体助詞、活用語の未然形に付いて全体を名詞化する) に(格助詞説、接続助詞説など諸説あり) |nlg| eon| tyz| tir| nno| okn| xrh| iex| gob| dqu| dqt| xhk| xxv| rox| seg| kcw| bss| whw| wpf| zna| lzk| uky| zjm| bwc| qff| wcs| izd| sux| wef| mfp| nix| ziq| nmu| eqc| nsw| kjq| feq| yro| kkv| qee| xar| vuw| lxx| okx| ynp| hxv| tlf| sow| vtm| pbq|