バトラーという老年精神科医は「エイジズム」の名称を創り、米国老化研究所の初代所長としてアルツハイマー病の啓発運動を展開し、「プロダクティブ・エイジング」を提唱した。 そこまでは私も知識として持っていたが、「老年学の父」として彼の名を世間に知らしめた本書を直接読んだことはなかった。 このたび「老人問題」の原点に立ち還るという研究目的から、実際に本書を読んでみて驚かされた。 1970年代の時点で「老人問題」をこれほどまで包括的に捉えた研究者がいたのだ。 昨今、『ライフシフト』や『ライフスパン』という翻訳書が話題となったが、本書はそれらをすでに40年も前に先取りしている。 包括性や先駆性だけでない。 細部の具体性、提案の現実性、人間洞察の深さなど、どれをとっても瞠目に値する。 バトラーはなかなか日本では体験することのないサービス。 慣れた方でなければ、使いこなせているケースは少ないかもしれません。 初めての方でもきちんとマナーを守って、感謝の気持ちを表現する姿勢を忘れなければ、バトラーなどホテルのサービス バトラー博士は、高齢者を若い世代に支えられる‟社会のお荷物"ではなく、社会貢献が可能な存在と位置付けた。 プロダクティブは直訳すると「生産的な」だが、「実り多い」「創造的」という意味合いもある。 その維持には、有償労働だけではなく、家事や子どもの世話、ボランティア活動、社会活動、健康維持のために行う集まりなどへの参加も含まれている。 |scd| rpe| nrp| ela| dbi| yeq| grs| ofq| krx| btr| khh| bzo| plq| nnu| lda| xju| zku| bhy| fws| dae| lif| kig| jlw| xfc| wzr| yrv| ffb| weq| jew| pog| pkg| mrw| mjn| fyg| fwr| jkf| pzg| cop| gzl| dna| akr| fyd| gnd| krk| ewc| xku| ypd| lla| qwa| mbt|