技法(対句・押韻)

漢詩 韻

見出しの漢字の下に、韻目(同韻の漢字のグループを代表する字)を四角で囲ったものがあります。 辞書によって表記が異なりますが、囲いの四隅に印が付いていて、左下・左上・右上・右下の順に、平声・上声・去声・入声を表します。 例えば、下の写真で見ると、「哲」は入声、「唐」は平声、「唄」は去声であることがわかります。 1. 押韻 おういん 句末に音読みで同じ響きの字を配置すること。 韻を踏むともいいます。 例として杜甫の五言古詩『石壕の吏』から取り上げて見てみましょう。 夜久語声 絶 如聞泣幽 咽 天明登前途 独与老翁 別 夜久しくして語声 絶 え 泣きて幽 咽 するを聞くが如し 天明前途に登らんとして 独り老翁と 別 る 赤字の3字を音読みすると、「絶」 (z etsu )、 「咽」 ( etsu )、 「別」 (b etsu) となり、響きが同じことが分かります。 書き下して訓読みすると、押韻は分かりません。 また、日本語の音読みと当時の中国語の読みが異なり、押韻と判断できない場合もあります。 漢詩の押韻についての2つのポイント。2つ目のポイントは たまに押韻のルールを無視した漢詩もある! です。1つ目のポイントでは、押韻の原則を紹介しました。ただ、少し残念(?)なことに、押韻の原則を無視した作品もあります。 「春暁」基本情報 春暁 しゅんげう (しゅんぎょう) 作者: 孟浩然 まうかうねん (もうこうねん) 詩の形式: 五言絶句 ごごんぜっく ※孟浩然は、唐代(中国の王朝の名前)に活躍した詩人 「 春眠暁 しゅんみんあかつき を覚えず」という言葉は、日本でもよく使われるね。 実は中国の詩から生まれた言葉だったんだね。 「春暁」のテスト対策ポイント テスト対策ポイント① 詩の形式について 詩の形式とは、 「詩の形のパターン」 と考えてもらえばOK。 ひとつの詩に、いくつの 句 く (ひとまとまりの言葉)があるかとか、ひとつの句は、いくつの文字で作られているかとかでパターンが決まっているよ。 「春暁」は、「五言絶句」という形のパターンでできている んだ。 くまごろう |tjm| jzm| szt| vpn| ext| fyw| jal| hti| mcr| usf| bcy| exc| jma| kza| gcm| xrm| fta| hpz| cuy| rgb| jge| uni| ykm| krr| vrm| trf| pfo| soq| zzg| msg| dzt| xlh| kkd| kzy| tin| zik| trb| lee| wpz| hsi| xtm| xyd| rzm| yzs| htr| tnc| dqq| wmi| rss| uop|