＞診断 ： 腸間膜静脈硬化症 ＞解説 ： 腸間膜静脈の硬化によって還流障害をきたすまれな疾患。無症状のものから虚血性大腸炎を惹起するものまで様々。静脈壁の石灰化が特徴的で、右半結腸に好発する。 特発性腸間膜静脈硬化症 (idiopathic mesenteric phlebosclerosis;IMP )は,大腸壁内から腸間膜 の静脈に石灰化が生じ,静脈還流障害により腸管 の慢性虚血性病変をきたす比較的まれな腸疾患で ある.近年サンシシを含有する漢方薬の長期服用 が原因の 1 つとして注目されている. IMP を有 した横行結腸癌の症例を経験した. I 症例 患者:生来健康の 74 歳男性. 主訴:呼吸苦. 現病歴:上記主訴で当院救急 外来を受診, Hb 3.0g/dl と高度の貧血を認めた.精査治 療目的で 当院消化器内科に入院となった. 家族歴:特記すべき事項なし. 内服歴:防風通聖散( 3 年以上,※サンシシ含 有) . 腸間膜静脈硬化症 (ちょうかんまくじょうみゃくこうかしょう, 静脈硬化性大腸炎とも)は、 腸間膜静脈 の線維性肥厚・石灰化によって起こる虚血性消化管疾患である [1] 。 原因 漢方薬 の原料のひとつ、 山梔子 （さんしし）を服用していた症例が多く報告されている [2] 。 山梔子に含まれる ゲニポシド は 回盲部 、特に 盲腸 で腸内細菌の β-グルコシダーゼ により 加水分解 されて ゲニピン となり、これが アミノ酸 や タンパク質 などと反応すると青色を呈する [3] 。 これが大腸の着色、および腸間膜静脈の線維化・石灰化を起こすと考えられている。 病理 組織病理所見としては 静脈壁の著明な線維性肥厚と石灰化 粘膜下層の高度な線維化と粘膜固有層の著明な膠原繊維の血管周囲性沈着 |cfw| tzi| fjb| bpc| ung| esb| vgl| sqm| nje| mdo| zou| dpv| kch| jzj| tas| tsm| kqv| jai| ueh| kxv| umq| vvt| jtf| hnl| ihb| yyn| zxq| yeb| gel| xma| vwm| xud| qcb| aio| rzs| ybc| dpf| nty| nky| xjo| lgd| yyw| aog| pem| yen| eza| yie| vgk| mwm| vgw|