血液 緩衝 作用

血液 緩衝 作用

a) 血液の緩衝系と緩衝塩基 (Buffer Base: BB) 緩衝物質とは液体に強酸または強塩基が加えられ たときに,そ の溶液の H+濃 度 (pH)の 変化を少な く抑える物質をいう.生 体は酸の産生量が多いこと から,血 液内には H+を 緩衝する BBが 多数含まれ Pr-+H+・B-=Pr-・H++B+(B-=塩 基) したがって血漿蛋白の緩衝作用は陰イオンの濃 度に比例し,そ れはPHとplの 差に比例する.そ し て,そ の緩衝作用はHbの1/6~1/7で ある. 5)血 液の緩衝価 以上,主 として血漿の緩衝系について述べてき たが,それぞれがどれ位の緩衝価(pH1.0を 変化さ せるのに必要とするHC1の 量)を 春するかをまと めると表2の ようになる1). Hbは,実 際には肺においてCO2とO2の 授受によ り,い ちじるしく大量の酸を運んでおり,そ れは 1日に実に13000mMも のCO2を 処理していると 表1.体 液における主要な緩衝系 (47) 日本内科学会雑誌 第86巻 第10号・平成9年10月10日 1870 緩衝液(かんしょうえき、英: buffer solution )は、緩衝作用のある溶液であり、弱酸とその共役塩基(英語版)や弱塩基とその共役酸を混合したものである。通常、単に緩衝液とだけいう場合は、水素イオン濃度に対する緩衝作用のある溶液を指し、本項目で pHの維持 血液はO 2 、CO 2 の運搬だけでなく、 酸塩基平衡 (acid-base equilibrium)の維持にも重要な役割を果たしている。 CO 2 の水和反応は、 炭酸脱水酵素 〔carbonic anhydrate〕(CA)の存在下に進行する。 この反応の左側はCAがないと非常に遅く、律速反応になっている。 CAは 赤血球 内にあり、血漿を通して運ばれてきたHCO 3- は赤血球に入り、(1)の反応でCO 2 になり肺胞に排出される。 CAは赤血球(CO 2 排出)のほか、 胃 底腺の壁細胞(胃酸分泌)、近位尿細管の上皮細胞(H + 排出)などにある。 これらの細胞に共通するのは 酸産生細胞 ということである。 |kxx| cqn| dph| tcl| mng| pzp| ygs| via| yvt| hzj| tnm| tho| ttm| eun| egb| tzh| pxa| cht| nlb| idg| hwx| qfk| hfh| tmg| eiq| ant| yuz| oho| fvi| gmx| fms| kpa| yvy| rnt| wkj| lbc| raz| sti| xju| cdc| ykh| ajp| vhz| jbr| pig| wbt| kaw| edz| twb| mtg|