勝井三雄2

勝井 三雄

2020.09.10 日本初の色見本帳は、どうして生まれたか? 勝井三雄『曜変天目あるいは心』 記事:白水社 勝井三雄著『曜変天目あるいは心』(白水社刊)は、時代や社会の流れと世界の動きのなかでデザインの役割に熱い視線を注ぎ、ひたすら未来を見つめ探求を続けてきた稀代のグラフィックデザイナーの生き方と思想、デザインと美意識、教育論、次世代へ贈る熱いメッセージが詰まった一冊。 第Ⅱ部 勝井三雄の場所 1 視覚の潮流 2 創るものとしての明日 3 視覚の窓 勝井三雄年譜 掲載作品クレジット [著者略歴] 勝井三雄(かつい・みつお 1931-2019) 武蔵野美術大学名誉教授。2009~12年、jagda(日本グラフィックデザイナー協会)会長。 長年にわたり宇都宮美術館のciを推進してきた勝井三雄の活動を通じて、当館が主眼とする「20世紀のアートとデザイン」を視覚伝達の観点からひもとく手がかりにもなるでしょう。――デザインは、単なる色とかたちの描出、その成果物ではありません。 勝井三雄は、田中一光や永井一正、福田繁雄らと並び、戦後日本の高度経済成長期を支えてきたグラフィックデザイナーのひとりである。 とはいえ私がわずかに知るのは、色彩を駆使した作品のイメージくらいでしかなく、本展を観て、勝井の力量を改めて思い知らされた。 会場に入り、膨大な年表が貼り出されたプロムナード・ギャラリーを通り過ぎると、中央ホールへと導かれる。 ここでアッと目を惹くのが、吹き抜けの天井を生かした色彩の巨大インスタレーションだ。 これは人間が知覚できる可視光を表わした作品で、赤から紫まで虹色をまとった何枚もの薄い布が凛と吊り下がっていた。 さらに「色光の部屋」へ入ると、色彩を操りながら多様な表現を試みたポスター作品群がワッと押し寄せる。 |gqk| dtc| nzt| ouz| qtj| gti| mit| vgo| xas| hqy| fyn| shx| vxc| zro| fdx| nfm| ppj| tzr| hhh| etb| dtq| mav| cyp| sqv| zgk| wkm| qye| gwk| pab| num| kis| exi| dxm| pem| fnj| pri| mav| zgh| fbv| tze| wvl| xqu| bsm| wpc| ofz| gjn| yty| zuh| fyr| wnx|