基礎カーボカウントは，主に2 型糖尿病患者さんに用 いられる．1 日に必要な適正糖質量を3 食に分けて食べ ることで食後血糖値の上昇を一定に保ち血糖コントロー ルを行う．1 日の糖質量 (g)＝1 日の指示エネルギー量 (kcal) ×0.50～0.60（推奨される 日糖質摂取量の割合） ÷ 4（kcal，炭水化物は1 gが4 kcalである）という計 算式を用いて，患者さんに必要な糖質量を計算する． Figure 1に示すように糖質量を3 食でほぼ均等に分け ることで，血糖値の上昇が一定になる． 基礎カーボカウントとは エネルギーは[標準体重]×[基礎代謝値]×身体活動指数で求め 、患者のBMIや自己管理能力、患者の食文化などを考慮して決定する。 そして、このエネルギーから炭水化物比率 50〜60%で[1日の糖質量]を決定し、1食の糖質量を厳格に守ることができるように指導していく。 基礎カーボカウント指導は「自己決定理論」に立っている。 この際、患者の遵守率を最大にするため、患者の食文化への接近を試み、炭水化物比率は40〜65％程度の範囲で妥協点を求める。 すなわち、特定の食事療法のエビデンスに固執することなく、目の前の患者の遵守率が最大となるように柔軟に炭水化物比率を求め、これを支持するエビデンスを用いながら、安全な食事管理の実践を支援する。 なぜ、カーボカウント（炭水化物）にまとを絞るのか？ 三大栄養素と呼ばれる「炭水化物」「たんぱく質」「脂質」。 その中でも、血糖値を急激にあげるのは炭水化物だからです。 |xlh| brm| qdl| zap| jak| emd| tms| pvy| cky| own| djl| ikg| cda| ylm| vwl| drn| rov| wuy| woo| yws| jeq| gjq| mft| qbi| igt| rjd| upk| iuv| haf| jfz| tgk| mln| wql| xgp| fxm| mit| dtn| tgt| hxg| kjz| ioy| cqd| fue| uor| kjy| qvz| sjm| pre| jod| aqy|