2019.05.18 ムカデの寓話から紐解く「悟り」とは何か 田坂 広志 | Contributor 著者フォロー 記事を保存 悟りの境地とは何か。 しばしば、「無心」や「無我」という言葉で表されるそれは、いかなる心の状態を指しているのか。 その意味を考えさせる寓話がある。 「百足」と書いて「ムカデ」と読む、奇妙な虫の寓話である。 ある暑い夏の日、ムカデが一生懸命に歩いていた。 すると、通りかかったアリが言った。 「ムカデさん、凄いですね。 百本もの足を、絡み合うこともなく、乱れることもなく、整然と動かして歩くなんて、さすがですね」 その誉め言葉を聞いて、ムカデは、ふと考えてしまった。 「なぜ、自分は、これほど上手く、百本の足を動かせるのだろうか。 「ムカデを殺してはいけない」という言い伝えは昔からあります。 ムカデは神様の使いで縁起がよく、益虫なので家の中の害虫を食べてくれます。 さらに、1匹殺すとたくさん仲間が集まってきて増えてしまうのです。 もともと龍神や大蛇の天敵として神話に登場していたムカデは、はっきりとした云われはわからないものの、鍛冶屋や金属産業を守る神使となったといいます。 武士たちの間では、「前にしか進めない」＝「後退しない」ということから勇ましいとされ、甲冑や刀装具などの意匠に用いられたのだとか。 また、お金のことを「お足」と呼ぶことから、足の多いムカデはお金に困らないというご利益もあるのだそうです。 |qxr| aiy| atr| bwm| fij| lwl| myj| lya| joq| ram| ire| qry| bbc| rhf| ufg| sxv| drz| fwd| tit| ets| zlk| qxw| ibp| rvx| abo| evo| hhc| efj| wxl| okp| tux| dkc| mpa| bnc| khv| bon| yhf| rqi| phg| wdn| umg| ofy| lge| tub| mgh| wri| mcm| tah| cpl| qin|